令和6年6月28日、作業療法学科の学生向けに、おきゅらぼ「ゲームコース」最終回となる第3回を開催しました!
 今回の内容は視線入力装置の体験とPCでのオンラインゲームについての解説です。視線入力体験では、Tobiiアイトラッカー5を用いて視線入力訓練ゲームを行いました。今回体験したゲームは、重度障害児支援システムEyeMoTとよばれるもので、対象物を「見る」「注視する」「探索する」練習として、多くの医療機関や支援学校で利用されています。この練習を通して、意思伝達装置の操作やタブレット上での活動(絵を描いたり、音楽を奏でたり)など様々な活動に繋げることができます。
 またPCでのオンラインゲームについては、三橋佑平助教が昨今のeスポーツの現状から実施するための環境設定や、その他のオンラインゲームについて解説しました。オンラインゲームの良さは、そこに居ながらにして世界中の人たちと交流(出会い)ができることです。オンラインゲームは、作業療法の支援対象となる「参加」のきっかけを与えてくれるツールとしても注目されています。このことは日本作業療法士協会でも取り上げられ(以下URL)、本格的に支援環境が整備され始めています。

 今回学生に体験してもらった二つのテーマは、作業療法士に求められる役割を理解してもらううえでも非常に大切なテーマだと考えています。今後も作業療法のもつ支援の幅広さ・可能性を学生たちにたくさん伝えていきたいと思います。

リンク名:日本作業療法士協会HP
https://www.jaot.or.jp/ot_job/to_live/detail/1/