理学療法学領域
概要紹介
理学療法学領域では、高度な知識と技術を習得し、研究・教育・臨床の場で課題解決能力や実践力を身につけ、主体的に研究を進める力を養うことを目的としています。科目は4つの分野に分かれ、「運動器障害学」では運動器障害の予防と治療、「神経・小児障害学」では神経や小児障害の最新知見、「内部障害学」では内部障害の病態と治療法、「地域・予防学」では地域活動の実践を学びます。特論科目で最新の研究動向や評価方法を学び、演習科目では文献の抄読や議論を通じて、理学療法の実践や研究課題の整理を進めます。
研究科教員紹介
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やぶき しょうじ 矢吹 省司 教授 修士課程
- 最近の研究課題
- ・運動誘発性鎮痛(EIH)の効果に関する研究
・様々な刺激による条件刺激性疼痛調節(CPM)の効果に関する研究
・Quantitative Sensory Testing(QST:定量的感覚検査)に影響を与える要因に関する研究
・Virtual reality(VR)を用いた運動誘発性鎮痛(EIH)に関する研究
- 研究指導内容
- 運動器系の病態と機能障害の機序、及び運動器障害の予防・治療のための機能回復に関する研究について研究指導を行う。
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しば よしたか 柴 喜崇 教授 修士課程
- 最近の研究課題
- ・地域在住高齢者における身体的、精神的、社会的および異なる環境下での加齢変化の研究
・量的・質的手法を用いた老年期リハビリテーションの研究
・地域に住むパーキンソン病者のための通いの場づくりの研究
・老年学および死生学に関するフィールドワーク手法を用いた考察 - *その他についてはresearchmapを参照
https://researchmap.jp/read0161129
- 研究指導内容
- 加齢に伴う生活機能の変化を理解したうえでの予防活動に対する評価、介入の方法及び効果判定についての研究指導を行う。
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もりした しんいちろう 森下 慎一郎 教授 修士課程
- 最近の研究課題
- ・がんサバイバーの身体機能やQOLに関する研究
・内部障害(循環器・呼吸器など)患者の身体機能やQOLに関する研究
・運動生理学と理学療法に関する研究
・内科系疾患の理学療法と予後に関する研究
- 研究指導内容
- 内部障害領域のリハビリテーションにおける評価と治療手段の確立を研究課題とし、実践的な研究手法について研究指導を行う。
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よこづか みえこ 横塚 美恵子 准教授 修士課程
- 最近の研究課題
- ・若年者や高齢者の外反母趾と運動機能に関する研究
・外反母趾、足部形態および足関節可動性に関する研究
・三軸加速度計を用いた歩行安定性に関する研究
- 研究指導内容
- 転倒要因や予防を研究課題とし、足部形態と運動機能に関する研究指導を行う。
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あべ ひろあき 阿部 浩明 准教授 修士課程
- 最近の研究課題
- ・脳卒中後の歩行再建を再建するための理学療法についての研究
・脳卒中後の機能障害・能力低下と関連する脳領域の特定に関する研究
・脳卒中後の姿勢定位障害の病態と治療に関する研究
・頭部外傷後遷延性意識障害の意識障害改善に関わる神経基盤の研究
- 研究指導内容
- 中神経系リハビリテーション領域における病態解明と治療手段の確立を研究課題とし、実践的な研究手法について指導を行う。
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くすもと やすあき 楠本 泰士 准教授 修士課程
- 最近の研究課題
- ・肢体不自由児、神経発達症児に対するリハビリテーションに関する研究
・学校保健分野、予防に関する研究
・発達支援分野に関する研究
・ゲーミフィケーション、各種評価の信頼性、妥当性に関する研究
- 研究指導内容
- 小児リハビリテーション領域における評価と治療効果を研究課題とし、研究手法やトレンド、実践的な論文内容について論理的解釈ができるように指導を行う。