令和7年6月28日に寿泉堂綜合病院にて行われました福島県回復期リハビリテーション病棟連絡協議会研修会にて、理学療法学科の阿部浩明准教授が「脳血管障害片麻痺患者に対する長下肢装具を用いた歩行リハビリテーション」と題して講演を行いました。
 講演では、脳卒中後の歩行機能再建に向けた長下肢装具の活用に関し、その学術的背景と基礎的知見を解説し併せて、これまで実施してきた調査・研究結果を紹介し、長下肢装具療法の有効性についてエビデンスに基づいて説明しました。実際の治療事例を取り上げながら、装具を用いた介助方法について具体的な手技も示し、受講者に対して技術指導を行いました。
 本講演は、福島県内で臨床に従事する職員を対象に無料で開催されたもので、理学療法士に限らず医師を含む多職種に対し、装具療法の基本コンセプトおよび臨床における介助技術の要点を伝える機会となりました。