第33回山形県理学療法学術大会「一般公開講座」にて、理学療法学科の 星 真行 助教が講演を行いました。

開催日時:令和7年6月22日(日)
開催会場:文化ホールまほら
講演タイトル:「筋萎縮性側索硬化症とともに生きた30年~理学療法士からの視点、家族としての視点~」

 本公開講座では、筋萎縮性側索硬化症(ALS)についての基礎的な疾患知識やコミュニケーションツールの紹介を通じて、在宅療養支援に関する講演を行いました。対象は山形県内の理学療法士や医療・介護従事者のみならず、一般市民にも公開され、ALS者の在宅支援に携わる方々にもご参加いただきました。
 ALS者が在宅で療養生活を送ることは、本人のみならず家族にも大きな覚悟と支えが求められます。障害の受容、リハビリテーションとの関わり、車椅子の申請や福祉用具の選定、胃ろうや人工呼吸器装着の意思決定など、ALS者一人ひとりに合わせたケアの工夫や家族としての関わりは多岐にわたります。
 今回の講演を通じて、難病としての症状や治療、予後などをより深く理解し、在宅療養に関する知識を共有・深化させることができました。これにより、今後のALS者およびその家族へのより効果的な支援につながるものと考えられます。

※写真は、菅野大会長と準備委員の皆様方との集合写真です。山形県理学療法士会、大会長および準備委員の皆様方、ありがとうございました。