作業療法学科の藤田貴昭准教授、曽根稔雅教授、浅尾章彦講師、五百川和明教授(責任著者)の原著論文が「Topics in Stroke Rehabilitation」誌に掲載されました。

【論文タイトル】
Factors and prediction model associated with resumption of social outings in stroke survivors 6 months after onset: a multicenter prospective study
(発症後6か月の脳卒中サバイバーにおける社会的外出再開の関連要因と予測モデル:多施設共同前向き研究)

【論文概要】
 本研究は脳卒中サバイバーの発症後 6か月時点での社会的外出(映画、食事、会合など)の再開について、関連する要因を特定し、また臨床的に有用となる簡便な予測モデルを開発することを試みました。参加者は3つのリハビリテーション病棟で募集され、取り込み基準を満たした57名のデータが分析されました。参加者の63.2% が脳卒中発症前に比べて社会的外出の頻度が低下していました。社会的外出の頻度の回復と関連した要因は、回復期リハビリテーション病棟入院時の整容自立度と注意障害の有無であり、これらの変数を使用した予測モデル(決定木)が作成されました。本研究の結果は、脳卒中サバイバーの社会的外出の回復についての予後予測や効果的な支援方法の開発に示唆を与える知見となります。

論文は以下からアクセスできます。
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/10749357.2024.2408998

Full article: Factors and prediction model associated with resumption of social outings in stroke survivors 6 months after onset: a multicenter prospective study (tandfonline.com)