診療放射線科学科の田代雅実助教(共著者)らの研究論文が日本臨床救急医学会誌に掲載されました。

【論文タイトル】
夜間休日の画像検査における異常所見報告に関する実態調査

【論文概要】
 本研究は、我が国における夜間・休日のSTAT画像所見報告の現状を示すものであり、救急医療の質向上の観点から重要な報告であります。STAT画像所見報告についてはガイドラインが発行され注目されつつあるものの、組織として体系的に取り組んでいる施設は少なく、限られた技師による自主的な報告にとどまっている現状が明らかとなりました。報告方法は口頭連絡にとどまらず電子カルテ入力やレポート作成など多様であり、施設に応じた工夫がみられましたが、今後は異常所見報告の施行率向上のため、個人の努力に加え、組織的な指針策定や体制整備など包括的な検討が必要となります。


論文掲載情報
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsem/28/3/28_524/_article/-char/ja