放射線医学県民健康管理センター 広報・国際連携室よりお知らせいたします。

 当センターでは毎年「県民健康調査」国際シンポジウムを開催しており、昨年度は2025年2月20日に「ふくしまの経験を未来へ:健康増進と災害対応」をテーマに開催しました。その報告書が完成し、PDF版を当センターHPに掲載しましたのでお知らせいたします。

https://fhms.jp/symposium/2025/

 第7回目となる今回は、県民健康調査から得られた成果等を発表するこれまでのスタイルに加え、県民の皆さまが必要とする情報をよりわかりやすくお伝えする「県民公開講座」の要素を取り入れました。

 基調講演として、国立台湾大学医学部の鄭銘泰(チェン・ミンタイ)臨床講師から台湾における原子力災害医療とその対応について発表いただきました。

 シンポジウム前半のセッション1では、調査から得られた科学的知見等について最新の情報も含めて当センターの教員等が紹介し、参加者から頂いた質問に回答する形式でのディスカッションも行いました。また、後半のセッション2は「県民公開講座」として、震災や原発事故を経験した県民の皆さんが知りたい又は知っておくと役立つであろう情報を共有しました。

 報告書では各講演やディスカッションの内容をご紹介しています。また、スライドや当日の動画等もあわせて公開していますので、是非ご覧ください。