令和7年3月19日、長谷川教授と3年生4名が国立研究開発法人理化学研究所(理研)の仁科加速器科学研究センターを訪問し、世界最先端の加速器を見学しました(写真1)。加速器は元素を合成するための装置で、この施設では113番目の元素「ニホニウム」が発見されました。今回の見学は本学として2回目でしたが、学生4名は初めての訪問でした。代表的なものとしては、次の施設を見学しました。

・元素を加速する線形加速器「ライラック(RILAC)」(写真2)
・世界最高性能の超伝導リングサイクロトロン(写真3)
・製造した元素を分析する気体充填型反跳分離器(GARIS)

 ニホニウムは、RILACで亜鉛原子を加速し、ビスマス標的に衝突させることで合成され、GARISを使って分離・分析されたと説明を受けました。これらの装置の工夫について、理研の金山技師から詳細な説明をいただきました。理研では合成した核種の医療応用研究も行われています。大量の放射性核種を安全に扱うための装置も見学し、実際にマニピュレーター(遠隔操作装置)の操作も体験させていただきました(写真4)。
 案内役の金山技師は診療放射線技師の資格を持ち、理研で最先端の研究に携わっています。学生は今回の見学に参加して大いに刺激を受け、将来こうした最先端研究施設でのキャリアに興味を持ちました。この訪問を通じて、最先端の科学研究の現場に触れる貴重な機会を得ることができました。金山技師をはじめ、対応してくださった皆様に心より感謝申し上げます。