診療放射線科学科の田代雅実 助教(筆頭著者)の研究論文が日本診療放射線技師会誌JART1月号に掲載されました。本研究は保健科学部共同研究事業を利用し、福島県内の診療放射線技師と共同で執筆した論文です。
【論文タイトル】
死後CT検査の撮影方法に関する実態調査
【論文概要】
本研究は、死後CT検査(Autopsy imaging CT:Ai-CT)の実態を調査することを目的としています。アンケート調査を行い、全国132施設から施設情報、CT装置情報、撮影条件に関するデータを収集しました。その結果、Ai-CT検査の撮影方法の組み合わせは39パターン存在しました。自動露出機構や、金属アーチファクト低減処理、逐次近似応用再構成などの画像再構成技術も多くの施設で使用されていました。Ai-CT検査の撮影方法は施設によって様々であり、標準化されていないことが示唆されました。Ai-CTの撮影方法の実態を明らかにすることで、将来的に標準化されたプロトコルの確立に寄与し、法医学および臨床分野への貢献が期待されます。
論文掲載情報
https://www.jart.jp/journal/jart/2025/jart01_1349.html
研究成果が掲載されました
2025/01/08
診療放射線科学科