作業療法学科の浅尾章彦講師(筆頭著者)、理学療法学科の森下慎一郎教授(共著者)の論文が「Advances in Experimental Medicine and Biology」に掲載されました。

【論文タイトル】
Mental Workload and Prefrontal Brain Activity During Silent Reading Task in University Students with Problematic Smartphone Use

【論文概要】
 本研究では,スマートフォン依存(スマホ依存)の傾向の学生において読字課題中にスマホの通知音が生じるとどのような心的負荷や脳活動の変化が生じるかを検証しました。対象はスマホ依存傾向の大学生16名と依存傾向がない大学生14名とし、どちらの学生も同一の読字課題を実施し、課題中にスマホの通知音を干渉刺激として呈示し、課題中の心的負荷をNASA-TLX、前頭部の脳活動をfNIRSにて測定しました。結果、スマホ依存傾向の学生は、依存傾向のない学生と比較してフラストレーションが大きく、干渉刺激後の前頭部の脳活動の上昇が小さいことが明らかとなりました。

URL: https://link.springer.com/chapter/10.1007/978-3-031-67458-7_18