作業療法学科の倉澤茂樹教授(筆頭・責任著者)と藤田貴昭准教授の論文が、作業療法分野において最も権威があるThe American Journal of Occupational Therapyに掲載されました。
【論文タイトル】
Structural Relationships Between Behavioral Problems, Sensory Processing Traits, and Sleep Among Preschoolers
(未就学児の問題行動と感覚処理特性および睡眠障害の構造的関連性)
【研究概要】
この論文は、未就学児の感覚処理困難と睡眠問題は密接に関連しており、行動問題を引き起こす要因となるという仮説を検証したものです。
結果、①攻撃的行動などの外向的問題行動は注意欠如に影響されることがあり、注意欠如は感覚過敏や睡眠問題と関連している可能性があること②うつや不安などの内面的な問題行動は、感覚過敏、注意欠如、睡眠の問題に影響されることがあることを見出しました。
本研究の知見は作業療法の理論的基礎となり、今後の未就学児への作業療法の発展に寄与することが期待されます。
URL:https://research.aota.org/ajot/article/78/1/7801205080/25022/Structural-Relationships-Between-Behavioral
研究成果が掲載されました
2024/02/06
作業療法学科