理学療法学科の中野渡達哉講師(共同筆頭著者、責任著者)、星真行助教、柴喜崇教授、作業療法学科の曽根稔雅教授らの研究論文が「Gait & Posture」(Impact factor = 2.4)に掲載されました。

「Detecting differences in limb load asymmetry during walking between older adult fallers and non-fallers using in-shoe sensors(靴内センサを用いた転倒高齢者と非転倒高齢者における歩行中の下肢荷重非対称性の差の検出)」

【論文概要】
 高齢者の転倒やフレイルのリスクを早期に検出する方法のひとつとして、ウェアラブル(身に付けられる)センサを用いた歩行分析の研究が進められています。本研究では、靴内に挿入できるインソール型荷重センサを使い、2022年に行われた南相馬市体力測定会の参加者の転倒経験者と非経験者との間の歩行中の下肢荷重非対称性の違いを検討しました。その結果、過去1年間に転倒経験がない参加者に比べ、転倒経験がある高齢者の下肢荷重の非対称性が大きいことが明らかとなりました。この体力測定会は南相馬市事業として開催され、本学より理学療法学科、作業療法学科、臨床検査学科の教員・学生の多くが参画しています。

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