診療放射線科学科の三輪建太教授(共同筆頭著者、責任著者)、山尾天翔助手、久保均教授、宮司典明助教らの研究論文が核医学分野で最も権威とされる「Journal of Nuclear Medicine」(Impact factor = 9.3)に掲載されました。

「Performance Characteristics of a New-Generation Digital Bismuth Germanium Oxide PET/CT System, Omni Legend 32, According to NEMA NU 2-2018 Standards(新しいデジタルBGO-PET/CT装置Omni Legend 32のNEMA NU 2-2018に基づく評価)」

【論文概要】
 BGOシンチレータとシリコン光電子増倍管を組み合わせた新しい検出器(デジタルBGO)を搭載したPET/CT装置が、世界で初めて開発された。この検出器を32cmの軸方向に並べた拡大視野により、短時間での高精度なPET/CT撮像が期待される。本装置の性能をNEMA NU2-2018と呼ばれる国際標準規格を基づいて客観的に評価した。さらに、臨床例を用いて、本装置に搭載された人工知能を利用した画像処理技術も評価した。その結果、本装置は高空間分解能、高感度、そして、高計数率特性を実現し、高画質のPET画像を取得が可能であることを明らかにした。本研究は三輪研究室(核医学技術研究室)と長野県の相澤病院との共同研究である。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37857503/