臨床検査学科の豊川真弘教授らの共同研究論文が「International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology」に掲載されました。
「Nocardia sputorum sp. nov., an actinobacterium isolated from clinical specimens in Japan(日本国内の臨床材料より分離された放線菌の新菌種、Nocardia sputorum)」
【研究概要】
ノカルジア属菌は放線菌の一種であり、免疫抑制剤使用患者や悪性腫瘍患者などの感染防御能の低下した患者において致死的な感染症を引き起こします。この度、日本国内の臨床材料より2株の新菌種を分離しましたので、その生物学的・生化学的・遺伝子学的性状を解析し、Nocardia sputorumとして新種報告しました。ノカルジア属菌は抗菌物質などの様々な生物活性物質を産生することが知られており、また、特殊な抗菌薬耐性機序を有することから、今後の研究資源としての有用性が期待されます。
https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.005935#tab2
研究成果が掲載されました
2023/06/21
臨床検査学科