臨床検査学科の義久精臣教授(班員)が分担執筆したガイドラインが公表されました。

ガイドライン名:
循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン2023年改訂版
発行:日本循環器学会(日本高血圧学会 日本呼吸器学会 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 日本耳鼻咽喉科学会 日本心臓病学会 日本心不全学会 日本睡眠学会 日本睡眠 歯科学会 日本不整脈心電学会 合同)

 睡眠呼吸障害(sleep disordered breathing: SDB)は睡眠障害のなかで最も頻度が高い病態の一つであり、本邦でも居眠り運転に起因する交通事故に関連し、社会的な関心も高い疾患である。一方で、SDB は、さまざまな循環器疾患に合併し、循環器疾患の悪化に関与するだけでなく、循環器疾患の発症そのものに関与することも示唆され、循環器領域においても重要なリスク因子の一つと考えられている。本ガイドラインは、医師およびメディカルスタッフにおけるSDB に対する認識を高め、必要な症例に対してSDBの診断や治療導入を適切かつ十分に行うことの一助となることを目的として、発行時点における最新のエビデンスに基づき、SDBに関する検査および治療方針に関して解説されている。

 リンク名:日本循環器学会 循環器病ガイドラインシリーズ
 https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2023/03/JCS2023_kasai.pdf