作業療法学科の藤田貴昭准教授(責任著者)と北福島医療センターの共同研究論文が「Breast Cancer」誌に掲載されました。

The effect of combined risk factors on breast cancer-related lymphedema: a study using decision trees. Breast Cancer, 2023.
(乳癌関連リンパ浮腫のリスク因子の組み合わせの影響:決定木による研究)

https://link.springer.com/article/10.1007/s12282-023-01450-9

【研究概要】
 乳がん術後に生じるリンパ浮腫は患者さんのQOLを低下させます。本研究の目的は、腋窩リンパ節郭清を含む乳がん切除術を受けた患者さんにおいて、リンパ浮腫発症リスクの高まるリスク因子の組合せを明らかにすることでした。結果、術後化学療法の実施、広範囲のリンパ節郭清(Level 3)、BMI 23.0 以上の3因子の組み合わせが、リンパ浮腫発症の高リスクと関連することが明らかになりました。