理学療法学科の佐藤聡見助教(筆頭・責任著者)、森下慎一郎教授らの研究論文が、PeerJ Life誌に掲載されました。
【論文タイトル】: Impact of online support of physical
activity management using a wearable device on renal function in
patients with acute coronary syndrome: a randomized controlled trial
protocol(急性冠症候群患者におけるウェアラブルデバイスを使用したオンラインでの身体活動管理支援が心腎機能に与える影響:ランダム化比較試験プロトコル)
【論文概要】
佐藤助教らは、これまで心疾患患者における身体活動管理が発症後の心腎機能の保護に好影響を与えることを実証してきました。しかし、わが国の大きな課題として、患者の高齢化に伴う交通手段の問題、社会的な医療資源の不足などを理由に、外来通院をして心臓リハビリテーション(運動療法や患者教育)に参加できる患者の割合は極めて少ない状況があります。そこで、佐藤助教らは、自らが開発に参加した「ウェアラブルデバイスを使用したオンラインでの身体活動管理プログラム」を活用して、現状の課題を解決して心疾患患者の心腎機能の保護を図ることができるかという考えから、臨床試験を計画しました。
今回の論文はその研究計画を論文化したもので、多くの国際的な査読者から評価を受け科学的な妥当性が認められました。現在、福島県内の医療機関と共同で、この計画に基づく研究が進行しています。今後追って研究成果を公表できるよう、協力機関とともに研究を進めて参ります。
URL: https://peerj.com/articles/19067
研究成果が掲載されました
2025/02/28
理学療法学科