作業療法学科の浅尾章彦講師(筆頭)、曽根稔雅教授、五百川和明教授(責任)、作業療法学科教員らの論文がGeriatrics誌に掲載されました。

【論文タイトル】
Association Between Shopping Assistance and Functional Decline in Older Residents with Support Levels Under the Long-Term Care Insurance System in Japan: A Retrospective, Cross-Sectional Study
(介護保険要支援の高齢者における買い物の介助と機能低下の関連:後方視的横断研究)

【論文概要】
 本研究では、介護保険の初回認定調査データを用いて要支援レベルの高齢者において買い物の介助と関連する機能低下の要因を調査しました。結果、買い物の介助と関連する機能低下の要因は身体機能だけでなく、日常生活活動や認知機能など多岐に渡ることが明らかとなりました。
 さらに、買い物の介助と関連する機能低下の要因は性差があり、男性では歩行機能、短期記憶、外出頻度に加えて整容(洗顔や歯磨き、爪切りなどの身だしなみを整えること)などが関連しており、女性では立位保持や歩行などの身体機能や外出頻度、短期記憶などが関連しました。
 本研究は、郡山市と福島県立医科大学とのSDGsの推進に関する包括連携協定の下で行われました。

論文は以下のURLから無料で閲覧可能です.
https://www.mdpi.com/2308-3417/9/6/162