令和6年11月7日から9日にかけて開催された第64回日本核医学会学術総会並びに第44回日本核医学技術学会総会学術大会で、診療放射線科学科の宮司典明学内講師が久田賞若手奨励賞(論文賞)とグッドリサーチグラント(研究発表賞)を受賞しました。
 久田賞(Annals of Nuclear Medicine論文賞)は、日本核医学会が主催する権威ある論文賞で、毎年、前年度(今回は2023年度)に発表された『Annals of Nuclear Medicine』に掲載された原著論文や技術報告の中から優れた研究に表彰されます。受賞した若手奨励賞は40歳未満の論文の中から評価され、最も優秀な論文が選ばれ、グッドリサーチグラントは第64回日本核医学会学術総会で採択された全演題に基づいて評価が行われ、優秀な演題がこの賞に選ばれます。
 久田賞の受賞論文は「Impact of irregular waveforms on data-driven respiratory gated PET/CT images processed using MotionFree algorithm」でした。
<Ann Nucl Med. 2023;37(12):665-674. doi: 10.1007/s12149-023-01870-9.>
 グットリサーチグラントの受賞演題は「177Lu-DOTATATE PRRTにおけるMonte Carlo Simulationを用いたdosimetryソフトウェアの最適パラメータの決定」でした。
 受賞したこれらの研究は、核医学検査や核医学治療の精度向上に向けた重要なステップであり、今後の臨床応用においても大きな意義を持つことが期待されます。