理学療法学科の佐藤聡見助教(筆頭・責任著者)らの研究論文が、BMC Geriatrics(Impact Factor: 3.4)に掲載されました。
【論文タイトル】
Association between heart failure in asymptomatic stages and skeletal muscle function assessed by ultrasonography in community-dwelling older adults
(地域在住高齢者における無症候性心不全と骨格筋機能との関係-超音波検査を用いた検証-)
【論文概要】
心不全は進行性の疾患であり、その進行ステージはAからDの4つに分類されます。いわゆる症候性心不全にあたるステージCおよびDに進行すると酸化ストレスや慢性炎症により骨格筋機能が低下することがわかっています。本研究は、地域在住高齢者を対象に、無症候性心不全にあたるステージAおよびBが骨格筋機能に与える影響について、超音波検査を用いて検証しました。結果として、ステージBの併存が骨格筋の量や質の低下に影響することが明らかになりました。
以上のことから、無症候性心不全の段階から骨格筋機能の低下に着目する重要性が確認され、今後予防的介入を構築する必要があると考えました。
URL:https://doi.org/10.1186/s12877-024-05470-8
研究成果が掲載されました
2024/10/25
理学療法学科