4月3日、保健科学部の開設記念式典及び内覧会を、内堀雅雄福島県知事を始め、福島県議会議長、福島市長、福島商工会議所会頭、福島県教育長、医療関係団体の皆様方のご臨席をいただき開催しました。
 式典では、はじめに竹之下誠一理事長兼学長の式辞、次に来賓を代表して福島県知事からの祝辞をいただき、矢吹省司保健科学部長が学部の概要について説明を行いました。
 竹之下理事長の式辞では、「東日本大震災と原発事故から10年となる節目の年に新たな歴史を刻み、健康と医療の面から福島の復興を支える」「医学部、看護学部との連携によりチーム医療を学び、リーダーとなる人材を養成する」「福島駅前の利便性を生かし、近隣の皆様と交流の機会を持つ」など今後の保健科学部の運営に関する抱負が述べられました。 
 また、福島県知事からは、「医療人材の育成による地域医療の充実と県民の健康増進を通じ、県の復興創生への一層の貢献を期待する」「街中のにぎわい創出にも大きく寄与するものと考えている」と期待を込めたご祝辞をいただきました。
 太田光秋福島県議会議長、木幡浩福島市長を加えた4人でテープカットを行い、会場となった福島駅前キャンパスエントランスホールは華やかな雰囲気の中、多くの拍手で包まれました。
 その後、来賓やマスコミ関係者に対して開かれた内覧会では、実習機器や学習スペース、図書室など、充実した学習環境について本学教職員が説明を行い、参加者からは、先端医療機器の利用方法などについて熱心な質問が出されていました。
 また、内覧会後の記者会見では、記者からはどのような人材の育成を目指すのかなどについて質問があり、安村誠司理事兼副学長からは、「震災復興に貢献できる医療技術者を育てたい」「3学部の相互作用で教育の質を高めていきたい」、矢吹保健科学部長からは、「コミュニケーション能力、知識、技術を兼ね備え、チーム医療をしっかり支えられる人材を育てたい」と決意が述べられています。