作業療法学科の藤田貴昭准教授(筆頭・責任著者)と五百川和明教授の論文が「International Journal of Rehabilitation Research」誌に掲載されました。

【論文タイトル】
Cutoff values of motor and cognitive measures for predicting and discriminating levels of activities of daily living after stroke: a scoping review
(脳卒中後の日常生活活動のレベルを予測・識別するための運動・認知指標のカットオフ値:スコーピングレビュー)

【研究概要】
 作業療法士や理学療法士が行うさまざまな検査は、対象者の現在の機能状態を示すだけでなく、将来の状態(予測)や未検査の動作や行為の遂行能力を判断するのにも役立ちます。本レビューでは、脳卒中患者の日常生活活動の自立度を予測または識別するための運動機能と認知機能のカットオフ値に関する54の文献の結果を要約しました。結果の一例としては、急性期病院入院時のNIHSSスコア≤8とmRMIスコア≥19はそれぞれ良好な機能的転帰と歩行の自立を予測するための信頼性のあるカットオフ値であることが明らかになりました。

論文は以下からアクセスできます。

https://journals.lww.com/intjrehabilres/fulltext/9900/cutoff_values_of_motor_and_cognitive_measures_for.97.aspx