作業療法学科の五百川和明教授(筆頭著者,責任著者)、藤田貴昭准教授らの研究論文が「Medicine」誌に掲載されました。
【論文タイトル】
Change of hand sensation and function in patients with malignant lymphoma during early-stage vincristine chemotherapy:
A single-center observational study
(ビンクリスチン化学療法初期段階における悪性リンパ腫患者の手の感覚と機能の変化:単一施設観察研究)
【論文概要】
悪性リンパ腫の化学療法で使用されるビンカアルカロイド系抗がん剤であるビンクリスチンは、用量依存性の副作用として手足の触覚障害やしびれなどを生じさせます。本研究では、悪性リンパ腫の化学療法開始から2クール終了後までの初期段階において、手の感覚や機能がどのように変化するか調査しました。結果として、手の触覚閾値や機能には大きな変化は認められなかったのですが、手指の2点識別覚としびれが悪化すること、非利き手の握力が低下することが分かりました。今後も更なる研究が求められます。
URL:https://journals.lww.com/md-journal/fulltext/2024/05170/change_of_hand_sensation_and_function_in_patients.33.aspx?context=latestarticles
研究成果が掲載されました
2024/05/23
作業療法学科