作業療法学科の林博史教授と曽根稔雅教授(ともに共著者)の原著論文が
「Psychiatric research and clinical practice」誌(アメリカ精神医学会刊行)に掲載されました。
【論文タイトル】
Simple and Objective Evaluation Items for the Prognosis and Mortality of Delirium in
Real‐World Clinical Practice: A Preliminary Retrospective Study
(実臨床においてせん妄の予後や死亡率を予測する単純かつ客観的な評価法:予備
的後方視的研究)
【研究概要】
本研究は、実臨床におけるせん妄の予後を予測する単純かつ客観的評価方法について調査しました。せん妄と診断された65 歳以上の高齢者における初診時診療録から、注意機能および時間と場所に関する見当識に関する項目を抽出し得点化し高得点群と低得点群に分類しました。治療開始1週間後の臨床的全般スコアは注意機能や見当識が良好な群において良好で半年後の死亡率が低いという結果でした。本研究で用いた単純かつ客観的評価方法はせん妄患者の予後を予測するのに役立つ可能性があります。
URL:https://prcp.psychiatryonline.org/doi/10.1176/appi.prcp.20230006
研究成果が掲載されました
2023/12/26
作業療法学科