令和5年11月16日から19日にかけて開催された第43回日本核医学技術学会総会学術大会において、診療放射線科学科の宮司典明助教が国際研究奨励賞(優秀賞)を受賞し、受賞講演を行いました。
この賞は核医学技術に関する研究を英文論文として国際誌に公表した会員から選出されます。
受賞論文は「Determination of a reliable assessment for occupational eye lens dose in nuclear medicine (核医学領域における医療従事者の適切な水晶体被ばく評価の決定)」でした(宮司典明助教が筆頭著者、三輪建太教授が責任著者)。
本論文は国内で水晶体被ばくを評価可能な5種類の個人被ばく線量計を着用して、核医学診療で曝露した時の個人被ばく線量計の測定値の違いをファントム試験により明らかにしました。眼部近傍に装着可能な水晶体被ばく専用の個人被ばく線量計(DOSIRIS™、VISION™)が水晶体被ばく評価に有用であり、本研究成果は白内障を引き起こす放射線被ばくに対する核医学業務従事者の適切なモニタリング評価に貢献します。
診療放射線科学科の教員が受賞講演を行いました
2023/11/29
診療放射線科学科