作業療法学科の藤田貴昭准教授(筆頭・責任著者)と五百川和明教授の原著論文が「Progress in Rehabilitation Medicine」誌に掲載されました。

【論文タイトル】
Balance Function Required for Bathing Independence in Patients with Stroke and Hip Fracture
(脳卒中患者と股関節骨折患者の入浴自立に必要なバランス機能)

【研究概要】
 本研究は、脳卒中患者および股関節骨折患者が自立して入浴するために必要なバランス機能の水準を明らかにすることを目的にしました。本研究の結果、入浴の自立とバランス機能は強く関連すること、自立に必要な水準はBerg balance scaleで脳卒中患者では48点(感度、84.7%、特異度、79.1%)、大腿骨頸部骨折患者では43点(感度、81.3%、特異度、77.8%)が目安になることが明らかになりました。今回の結果はリハビリテーション技師が入浴の介入を行う際、Berg balance scaleの結果を解釈する際に有用な知見となります。

論文は以下からフリーでアクセスできます。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/prm/8/0/8_20230028/_article/-char/en