令和5年9月6日〜8日に、総合科学教育研究センターの有吉健太郎准教授が委員を務めるInternational Union of Radioecology(IUR)主催のシンポジウム「Beyond Ecosystem Approaches in Radioecology」がアイルランドのダブリンで開催されました。シンポジウムに先駆けて行われたIUR委員会では、今後の活動方針と役割分担が話し合われ、コロナで停滞していた国際的な共同研究を推進する任を承けるとともに、「Field applications, Fukushima: Possible Low-dose radiation effects on wild animals」と題した講演を行いました。
 ヨーロッパを中心に気候変動等の環境問題に大きな注目が集まる昨今、シンポジウムにはヨーロッパ(5か国)、アメリカ、カナダ、オーストラリア、中国、日本と様々な国から参加者が集い、Radioecologyという分野の持つべき長期的な視野、抽象概念のシステマティックな構築手法、環境学的見地からの実践的な研究等、多角的な面からのアプローチの紹介と討議が行われました。本シンポジウムの成果はJournal of Environmental Radioactivity(ISSN: 1879-1700)特集号に掲載予定です。

URL:https://www.iur-uir.org/en/events/id-128-symposium-beyond-ecosystem-approaches-in-radioecology