理学療法学科の楠本泰士准教授らの研究論文が「小児理学療法学」に掲載されました。

 痙直型脳性麻痺患者における座位Index of Postural Stability の信頼性と妥当性

【研究概要】 
 本研究論文は、痙直型脳性麻痺患者に対する座位バランスの評価として、座位Index of Postural Stability(IPS)の検者間信頼性と構成概念妥当性を明らかにしたものです。痙直型脳性麻痺患者29名(GMFCSレベルⅠ4名、Ⅱ4名、Ⅲ10名、Ⅳ11名)を対象に横断研究として実施しました。測定項目は座位IPSとTrunk Impairment Scale(TIS)、Pediatric Evaluation of Disability Inventory(PEDI)の移動とセルフケア領域を測定し検討した結果、痙直型脳性麻痺患者おける重心動揺計を用いた座位バランスの評価として、座位IPSは良好な検者間信頼性があり、構成概念妥当性が支持されました。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjppt/1/1/1_18/_article/-char/ja