理学療法学科の高橋仁美教授が執筆に携わった研究論文が「The Clinical Respiratory Journal」 誌に掲載されました。

Objective physical activity level is associated with rectus femoris muscle echo-intensity in patients
with chronic obstructive pulmonary disease
(慢性閉塞性肺疾患患者における客観的な身体活動レベルと大腿直筋エコー強度との関連性)

【研究概要】
 エコー輝度は活動量と関連することを報告しました。外来通院中の安定期の慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者を対象に、超音波検査で大腿直筋断面積(RF-CSA)およびエコー輝度(RF-EI)を測定しました。身体活動(PA)は、毎日の歩数と中等度から高度な身体活動時間(MVPA)をモニターして行いました。年齢と体格指数(BMI)を調整しても、PAレベルがRF-EIと関連することが示されました。また、RF-CSAは膝伸展力と関連していました。COPD患者の骨格筋を超音波検査で評価する際には、EIも評価する必要があると考えます。

DOI:https://doi.org/10.1111/crj.13528