理学療法学科の岡崎可奈子助教らの研究論文が、日本スポーツ栄養協会のWebサイト「スポーツ栄養Web」のニュース・トピックスのページに紹介されました。

 スポーツ栄養webは、一般社団法人日本スポーツ栄養協会 公式情報サイトで、スポーツ栄養に特化したウェブメディアです。スポーツ栄養の正しい知識と活用の意義を広め、その”チカラ”を通じて日本を元気にすることを目的にしています。
 こちらに、福島県県民健康調査のデータを解析した「International Journal of Environmental Research and Public Health」に掲載された論文(2022年3月掲載)が紹介されました。

【研究概要】
 東日本大震災とそれに続く福島第一原発の事故によって、長期間の避難生活を余儀なくされた福島県浜通りでは、身体的・精神的ストレスが種々疾患リスクに及ぼしていると考えられています。今回は、震災前に60歳以上の13,378人を対象に、震災前から震災後にかけて、新たに低栄養:BMI(Body Mass Index;体格指数)が20kg/m²未満になった要因について検討しました。
 東日本大震災後の高齢者の低栄養リスクについては、被災前に、習慣的に運動をしていたことが、他の生活習慣や年齢、性別などとは独立して、被災後の低栄養リスクを抑制したことが示されました。

スポーツ栄養web
習慣的な運動が東日本大震災後の高齢者の低栄養リスクを抑制した――福島での縦断研究
https://sndj-web.jp/news/001825.php