保健科学部理学療法学科の阿部浩明准教授らの研究論文が「Annals of Physical and Rehabilitation Medicine」に掲載されました。

Post-stroke lateropulsion terminology: pushing for agreement among experts

【研究概要】
 本研究は、20名の脳卒中後のpusher syndrome(pusher behavior, contraversive pushing, lateropulsion, pusher現象といった表現もあり)に関する専門家によって、この用語の統一を図るために行われた国際的な共同研究の結果の一部を報告したものです。この現象の用語の統一は世界各所で遂行される研究結果を適切に把握する上で重要な事項です。その上で、統一された評価方法をもって、疫学、メカニズム、予後そして各種治療の有効性を追求することが肝要になります。20名の専門家の意見は完全には一致しなかったのですが、この現象を「lateropulsion」と表現するという意見が最も多かったという結果に至りました。

National Library of Medicine
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35667626/