保健科学部理学療法学科の楠本泰士准教授らの研究論文が「理学療法ジャーナル」に掲載されました。

 「痙直型脳性麻痺患者におけるTrunk Impairment Scaleと日常生活活動との関係―利き足,非利き足を配慮した静的座位バランスの検証―」
 
 本研究論文は、痙直型脳性麻痺児者におけるTrunk Impairment Scale (TIS)と日常生活活動との関係を明らかにし、静的座位バランスの測定時に利き足を動かす従来のTISと利き足、非利き足の両側を動かす修正TISとで、セルフケアや移動能力との関係性に違いがあるかを明らかにしています。脳性麻痺児者39 名を対象としました。四肢麻痺、両麻痺の脳性麻痺児者のTISは、セルフケアや移動機能と高い相関関係が確認され、TISの測定では利き足、非利き足の配慮は必要ない可能性が示唆されました。
 楠本准教授による本論文の関係論文はこちらです。

URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/47/2/47_11683/_article/-char/ja/