教員からのメッセージ
リハビリテーション医学、理学療法、内部障害、運動器、呼吸リハビリテーション、呼吸理学療法
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学びのコツ
2022/01/05日光東照宮にある『見ざる・言わざる・聞かざる』の三猿は皆さんご存じだと思います。しかし、これとは真っ向勝負する?「お元気三猿」が秩父神社にはいます。秩父神社の三猿は、日光と同じ徳川家縁りの神社であるにも拘わらず、全く逆の『よく見て・よく聞いて・よく話す』という表情をしているのです(写真)。学びのコツです。「よく見て、よく聞き、よく話す。」ということで、お元気三猿に習いましょう。きっと、お力を授けて下さることでしょう。
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天地人
2021/08/04「天地人」、わたしは「天の時」=タイミング、「地の利」=自分の実力や努力、「人の和」=人を魅了する器、と解釈しています。孟子は、戦略が成功する三条件として、「天の時、地の利、人の和」を示したとされています。『天の時は、地の利にしかず。地の利は、人の和にしかず。』として、『天の時を得ることは重要だが、地の利ほどでない。地の利を得ることはさらに重要だが、人の和ほどではない。もっとも大切なのは人の和である。』と言うことができると思います。「天地人」、いずれも大切ですが、わたしが今こうして生(活)かさせていただいているのも、これまで、そして今現在お世話になった方々のお陰であると、ただただ「感謝」です。
中国 廬山の滝 での1枚(2007年10月)
(写真は本文と直接関係ありません)
廬山(ろざん)は中国江西省江市南部にある名山で、「匡廬奇秀甲天下」(匡廬とは廬山の別名で、その奇秀は天下一である)と称えられてきており、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。 -
私が理学療法士を目指したきっかけ
2021/05/06私は、秋田県仙北市の田舎で髙橋家24代目として生まれました。理学療法士を目指したのは、22代目の髙橋晄正の影響が大きいです。高校生時代、晄正が東大の物療内科で講師をしていた関係で理学療法を知りました。日本でリハビリテーションという言葉が使われ始めたのは、第二次世界大戦後の1950年以降ですが、東大では1916年から物理療法の臨床と研究が始まり、1926年には物療内科が設置されています。物理療法・理学療法は物理医学の治療法として発展し、全人間的復権の意味を持つリハビリテーションの理念と結びつくことになるわけですが、理学療法の実践がリハビリテーションに寄与するという魅力に取り憑かれたのを記憶しています。