教員からのメッセージ
小児リハビリテーション、小児理学療法、脳性麻痺、発達障害、国際リハビリテーション
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どんな家でどんな生活してる?
2024/09/04本学部ではモンゴル国立医科大学と共同で、モンゴルの高齢者の歩行能力、筋力、嚥下能力、手の巧緻動作能力などの機能検査を行っています。先月、第2回測定会が開催され、私は初めて参加させてもらいました。
モンゴルは中国の北に位置する国で、面積は日本の4倍あり、人口密度の低い国として知られています。ゲルで生活する遊牧民もいます。
測定会は首都のウランバートルのほか、ウランバートルからステップ砂漠の中のまっすぐな道をバスで4時間移動したところにある地方都市でも開催されました。その地方都市での測定会には、乾草やヤギの乳の香りがする高齢者がたくさん参加してくださいました。日本人とは違うゆったりとした佇まいやごつごつとした手から、この方のお仕事、生活、家がどのようなものなのか…と想像が膨らみました。言葉も上手く通じない中で短時間の関わりでしたが、介助して動作を説明する中で参加いただいた方々の生活に想いを馳せることができました。
理学療法士の仕事は対象者の生活に密着しているため、日本だけでなく外国でも活かせるのと同時に、文化や環境に応じた変化があります。今回、多くのモンゴル人と出会ったことで、改めて興味深い仕事だな~と実感しました! -
オーストラリアの横断歩道
2023/08/30オーストラリア(ケアンズ)の横断歩道は、日本とは異なり緑が5秒程度ととても短く、すぐに赤の点滅になります。初め、点滅するたびに焦って小走りになりました。
標示を確認すると、
赤:渡らないでください
緑:気を付けて渡り始めてください
赤(点滅):渡り切ってください、渡り始めないでください
という意味でした。
赤の点滅は日本の黄色とは違い20秒程度と長いので、急がなくていいことが分かりましたが、それでも横断時間の設定が短いため高齢者や障がいのある方は渡りきれないのでは…と思いました。
滞在中に高齢者や障がい者が横断している場面には遭遇しなかったのですが、きっとおおらかなオーストラリア人は信号に関係なく待ってくれるのでしょうね。 -
Physical Therapyという共通言語
2023/04/26Physical Therapist(理学療法士)は世界中にいます。国によって教育課程、資格種類、主要な治療手技、知名度、待遇、権限などにいくらか差はあるものの、対象者の身体機能を維持・向上させることでQoL(生活の質)の向上を目指す点は同じです。
私は学生時代から海外旅行が好きで、いろいろな国や地域を訪れました。そこで現地の人々に理学療法学生もしくは理学療法士であると自己紹介すると、いつも「いい仕事だね!」と言われました。理学療法士としていくつかの国に赴いた際も、自分の知識やスキルを現地の人々のために活かすことができました。写真は、一番長く活動していたヨルダンの土漠です。
理学療法士は世界中の人のいるところではどこでも知識・技術を活かせる、可能性に溢れた素敵な仕事です。ぜひ頑張って学んでください!