教員からのメッセージ
臨床微生物学、臨床検査医学、感染免疫学
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一期生
2022/08/24着任して早4か月が経ち、講義、実習などを通して学生と接する機会も多くなりました。担当する講義や実習から、特に一期生(現2年生)とかかわる機会が多いのですが、そんな私がつくづく感じることは、学生のポテンシャルの高さです。私が大学2年生の時に、はたしてこのような発想ができただろうか、彼らのように自分の意見を上手に伝えられただろうか、と感心するばかりです。勉学はもちろんですが、それ以上に自分の意見を発信する能力の高さに驚いています。このような若者たちが将来臨床検査を担ってくれることを心から楽しみに思うとともに、非常に頼もしく感じています。
このように非常に優秀な学生たちではありますが、おそらく入学してから常に漠然とした不安や悩みにつきまとわれているのではないかと察します。自分たちの将来、就職先、学校生活、成績、周囲からのプレッシャーなど、先輩のいない一期生にとっては宿命ともいうべき悩みです。私自身、東北大学医学部保健学科の一期生でしたので、皆さんの不安や悩みは痛いほどよくわかります。一期生の先輩として、一つ私からアドバイスするとすれば、「行動したものが勝つ」ということです。悩むのは仕方ありません。私も大いに悩み苦しみました。そんなときは自分だけで悩むのではなく、自分以外の意見を聞くために行動してみてください。この積み重ねが不安や悩みと上手く付き合っていく方法だと思っています。幸いにも保健科学部の教員は臨床、研究、教育と様々な分野で活躍をされてきた先生方が揃っていますので、きっと皆さんに良いアドバイスをしてくれると思います。一期生は、道なき道を切り開いていかなければいけません。ですが、逆に言えば自由に様々なことができます。皆さんがこの大学の歴史を作るという誇りを持って、素晴らしい大学生活を送っていただければ嬉しく思います。
写真は8月6日に東北大学で開催された学会のものです。私が大学2年生の時に免疫学でお世話になった尾形正裕先生と再会できました。私が感染症・免疫学の研究分野に進むきっかけを与えてくれた先生であり、臨床検査技師について思い悩んだ際に相談に乗っていただいた恩人です。尾形先生にしていただいたように、私も学生たちに少しでも寄り添える教員になれるよう精進していきたいと思います。 -
「夢」
2022/04/272022年4月より臨床検査学科の助教に着任しました丹野大樹です。出身は福島市松川町で、幼稚園、小、中、高校とこの福島で育ちました。この度、地元福島で次世代の若者の教育に携わることができ大変嬉しく思っております。
さて、突然ですが、皆さんは夢や目標はお持ちでしょうか?昨今は夢や目標なんて持たなくて良いという風潮も感じられますが、どんな些細な目標でも人生の良きスパイスになるので私は夢を持つことをオススメします。
私自身振り返ってみると、高校時代に想い描いた「臨床検査技師になりたい」という夢はいつしか叶い、その後抱いた「教員として臨床検査技師を育てたい」という夢も有難いことに叶えることができました。夢を叶えるためにしてきた努力は膨大で何度も投げ出したい気持ちになりましたが、ひとつ夢を叶えると不思議なことにまた次の夢に向かって歩き出している自分がいます。人はこのように一歩一歩成長していくのだな、と今では感じております。
皆さんはどのような夢をお持ちですか?ここ、保健科学部で皆さんの夢の実現のお手伝いをさせていただければ幸いです。
写真は、毎年家族で同じ場所で撮っている桜の写真です。4月6日の時点ではまだつぼみでしたが、ここから3日間で一気に満開まで咲き誇りました。
皆さんの夢も大きく花開きますように。