教員からのメッセージ
中枢神経系リハビリテーション、神経系理学療法、脳卒中、歩行再建、脳画像解析、装具療法、姿勢定位障害、頭部外傷後遷延性意識障害
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光のページェント
2024/01/10杜の都仙台では毎年この時期になると夜空を鮮やかに彩る仙台「光のページェント」が開催されます。定禅寺通りの欅129本に約50万球の電球が灯ります。当然ながら運営には莫大な費用がかかり、開催の前にはその費用をどのように捻出するかについての報道をたびたび耳にします。輝き続けるにはそれ相応の尽力・努力が必要だとしみじみ感じます。
多くの方々の尽力によって、今年もこの欅並木の煌めきを目にすることができ、輝き続けることの素晴らしさに触れることができた気がしました。 -
神居古潭
2023/01/25写真は北海道の神居古潭(カムイコタン)で撮影したものです。
先住民であるアイヌの人々は、交通を川に頼っていましたが、この地域では石狩川の川幅が急に狭くなって、流れが激しく、船が転覆する事故が多発する難所だったそうです。アイヌの人々は峡谷に住む魔神の仕業と恐れていたようです。カムイとは神を意味するそうです。カムイコタンのカムイは渓谷に棲む魔人(ニッネカムイ)なんですね。
この場所を知ったきっかけはゴールデンカムイという作品です。登場するキャラクターは個性の強い方ばかりで作品の面白さの一つの要因です。僕が魅力を感じるのは主人公の"義に厚く自己犠牲精神が強い”ところで、他人のために動く、その力の強さが感じられます。興味がある方はご覧ください。 -
繰り返すことで獲得できるもの
2021/12/01リハビリテーションでは運動学習の考え方が重要です。たとえば子供が自転車に乗れるようになる過程を思い浮かべてみてください。自転車に乗れるようになるために補助輪をつけながら、片側の補助輪だけにして乗る・・・など様々な工夫を凝らしつつ練習を繰り返します。その過程で失敗と成功を繰り返し、いつしか当たり前のように風をきって自転車に乗れるようになります。この過程には反復を原則とした運動学習が必要です。できないことを反復練習してできるようにすることはリハビリテーションでも同様です。
さて、写真はオープンキャンパスの際のものです。なぜ運動学習の話をしたのか、それはこのオープンキャンパスで同じ講演を8回繰り返した人がいたことを紹介したかったからです。
反復の効果は凄まじく、2、3、4、5回と繰り返すうちにどんどん上手になるではありませんか!
うわぁー反復の効果はすごい!と実感しました。
ですが、6、7、8回と繰り返すうちにいよいよ声が出なくなってきました。
上手になるために反復することは必要です。
一方で疲労についても十分に配慮すべきかもしれませんね。
そんなことを思った1日でした。
(写真はオープンキャンパスで講義を行った時のものです) -
「失敗を恐れず挑戦する」
2021/05/254月より着任しました阿部浩明と申します。
私は3月まで仙台市にある脳卒中急性期病院に勤務しておりました。
着任したばかりで、右も左もわからず、”あれ、ところで〇〇室はどこだろう・・・?”というように、会議の際などはいつもキャンパス内を右往左往している毎日です。そんな状態ではありますが、1日も早く慣れて学生の皆さんに何か聞かれた時に返答できるよう準備したいと思います。そのためにも迷子を恐れずにもっとキャンパス内を巡り続け、場所を覚えていきたいと思います。研究と同じで、失敗を恐れず、挑戦し続けたいと思います。
そういえば理学療法学科のカラーは”緑”だそうで、緑の服を着て撮影した写真がありましたので掲載させていただきました。これからどうぞよろしくお願い致します。