教員からのメッセージ
小児リハビリテーション、小児整形外科、脳性麻痺、発達障害、末梢神経機能、動作分析
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突き指や捻挫をしたら病院に行きますか?
2024/02/07たくさんのお子さんと関わっていると、「運動が苦手」「なわとびができない」「落ち着きがない」など、ご家庭ごとに多くの相談があります。そのようなお子さんは、転んだ際に突き指をしてしまうことがあり、また、活発に運動をされているお子さんは、体育の授業や運動をしているときに突き指や捻挫をすることがあります。痛みは?腫れは?熱感は?など、医療職であれば確認することも、ご家庭で判断するには難しいことがしばしばあります。軽い突き指でも、痛みが数日ひかない、ちょっとしたことで痛みがぶり返す場合は、病院に行って、固定が必要か確認した方がいいかもしれません。写真は娘の突き指による剥離骨折です(写真上)。皆さん、どこが折れているかわかりますか??経過を追うと、どのように治っていくのかわかります(写真下)。理学療法学科では、こういう時はどう判断しよう?などの臨床推論も、具体的に学びます。
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学術大会の準備と運営
2022/01/0511月27、28日に第8回日本小児理学療法学会学術大会が開催されました。専門職になると、各自の興味や関心、自己研鑽のために様々な学術大会に参加することになります。私は日本小児理学療法学会の理事をしている関係もあり、運営委員として東京開催の学術大会の運営を行いました(一番右が私です)。実は一つの学術大会を行うために、2年間かけて創造した想い、今後の小児理学療法に関する意気込みなどを形にしていっているんですね。この2年間はコロナ禍の影響で対面開催を模索しながらWeb開催となっています。本会は1020名の参加された皆様との様々なディスカッションが心地よく、全国的に熱意と情熱に包まれた2日間でした。福島県立医科大学の教員はこのような運営にもたくさん参加しているので、学生時代から、様々な経験、プライスレスな学びができます。ぜひ、皆で学び、楽しい学生生活を送っていきましょう。
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生涯発達
2021/05/11人は皆、高校生や大学生で身体の成長は止まりますが、心や技術など生涯を通じて発達(変化)していきます。人間発達学では、人が生まれてからお亡くなりになるまで、どのような身体機能の変化があり、どのような心理・精神の変化をたどるのかを学びます。高校生や大学生の皆さんは、青年期といって成人期の一歩手前!多くのことを学び、礼節や社会人としての心構えを身に着ける時期です。福島県立医科大学の理学療法学科では、いくつになっても(成人になっても)、常に心も技術も発達していけるような人材教育ができるよう、教員一丸となって、皆さんを支えていきたいと思っています。医療専門職を目指す方は、専門分野がそれぞれありますが、今後の進路は十人十色!資格は一つですが、働き方や資格の活かし方には色々な選択肢があります。将来の働き方は様々です。一緒に福島から日本全国へ、世界へ、羽ばたいていきましょう。
写真は前職でゼミ学生が書いてくれた似顔絵です。何と作成時間20秒!似ている!好きなこと、得意なことは、お仕事に活かせるときがいつかきますので、皆さん、大学生活でぜひ得意なことを伸ばして、色々なことにチャレンジしていきましょう!!