教員からのメッセージ
免疫学、免疫検査学
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福音
2021/08/25夏の虫の鳴き声と言えば、何を想い出しますか?
蝉の鳴き声もそのひとつですよね。
私が幼少のころに過ごした地は、ほとんど蝉の鳴き声を聴くことはありませんでした。都会だったからではなく、周囲が畑のため蝉が止まる木がなかったのだと思います。ミーン・ミンミン・ミイ~っと鳴くと珍しがって近所の人が集まるくらいでした。この蝉はミンミンゼミですね。そのほかにジリッ・ジリッと鳴くアブラゼミ、高い音でチーと鳴くニイニイゼミ、これらの蝉の鳴き声は暑さをより一層協調させますよね。カナ・カナ・カナって鳴くヒグラシは夕暮れを想像してしまいます。大阪などの西日本に行くとシャア・シャア・シャアと鳴く東北では聴いたことがない鳴き声の蝉が合唱しています。クマゼミというらしいです。このクマゼミもだんだんと関東でも耳にするようになったそうです。福島でも耳にするようになるでしょうか。
時には自然からの音で四季を感じ、心を和らげるのもいいものです。きっと良い知らせをもたらせてくれることでしょう。 -
「福島は実りの宝庫」
2021/05/25はじめまして。4月から臨床検査学科に赴任した鈴木と申します。出身はお隣の宮城県です。今振り返ると高校の地域学習で、輪王寺にある志賀潔博士のお墓を参拝したのが医療へ関わる始まりだと感じます。志賀先生はご存知ですか?赤痢菌の発見と化学療法に貢献された先生です。大学の微生物学で、野口英世博士も所属していた北里研究所で志賀先生もご活躍されていた話を伺い、帰仙した際、もう一度お墓参りしたのを覚えています。臨床検査技師は微生物学にも関連する生体防御反応(免疫学)も学びます。将来、桃花がやがて結実するように、本学科から志賀先生や野口先生のような東北を代表する卒業生が出て欲しいと思いながら免疫学を授業します。よろしくお願いします。