教員からのメッセージ
放射線治療技術、放射線治療品質管理、粒子線治療、放射線管理
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人生の岐路に立つ
2023/04/19人生の岐路に立った時、人はどう判断し、どう行動するのか。それは人それぞれだと思います。思えば、私が人生の岐路に立った時、常に人生の師と仰ぐアントニオ猪木氏の言葉があったように思います。
❝いつ何時誰の挑戦でも受ける!❞
❝やれんのか!❞
❝元気があれば何でもできる!❞
❝迷わずにゆけよ、ゆけばわかるさ!❞
多くの力強い言葉とその生き様に勇気付けられ、一歩踏み出すことができました。今はただただ感謝の気持ちで一杯です。
これからも猪木イズム継承者の一人としてストロングスタイルで生きていきたいと思います。
❝人生の3カウント❞を受容するその日まで。
写真:ストロングスタイルの原点、新日本プロレス道場前にて -
自分にとって都合の良い距離ばかりじゃない
2022/01/19運動不足の解消にと福島駅前キャンパスの研究室のある8階まで階段を使ったりしていますが、最近は4階あたりで挫折して途中からエレベータを利用している有様です。
そんな私も20代までは格闘技をやっていましてプロテインを飲んでウェイトトレーニングも行うなど結構本気モードでやっていました(自宅にはマイベンチプレス、マイサンドバッグも標準装備していました)。格闘技には打撃系と組技系があるのですが、前者の場合、相手との距離感が重要になります。いかに自分の距離で闘うか、ということがポイントになってくるわけですが、相手がいるわけですので常に自分の距離に確実に持ち込めるわけではなく、時に相手の距離での闘いを強いられることもあります。そんな不利な状況下においても何とか凌いで判定でもいいので勝利をもぎ取れる、それが真のチャンピオンなのかもしれません。
長い人生、自分にとって都合の良い距離(環境)ばかりではありません。むしろそうでないことが大半でしょう。そんな時は不利な環境を嘆くのではなく、その中で何ができるかが問われているのだと考え、出来る範囲で出来ることをやる。格闘技を通してそんなことを教えられた気がしています。
写真:光が丘キャンパスから臨む新緑の季節 -
放射線治療、それは福島復興のモニュメント!
2021/02/24東日本大震災から10年。放射線治療のプロの技術者として果たして何ができるのか、自問自答してきました。2012年には福島県復興事業の一つとして次世代の放射線治療といわれる『ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)』の実用化プロジェクトが始まり、昨年、8年に及ぶ関係者の努力の末、世界で初めてBNCTの一般診療化が、ここ福島の地で実現しました。
“放射線で与えられた福島の負のイメージは、放射線の究極の平和利用である放射線治療で払拭する!”そんな強い想いで復興プロジェクトの中心メンバーとして尽力してきました。
福島県内には放射線治療施設が11施設あり、放射線治療装置のバリエーションも豊富です。“福島を放射線治療のメッカに!”そんな想いを胸にこれまで以上に教育・研究・臨床に励んでいきたいと思っています。
福島の地で放射線治療に携わることの意義は計り知れないものがあります。そしてその足跡こそが福島復興のモニュメントになる、そう信じています。
福島で一緒に放射線治療やりませんか?
写真:“保健科学部開設夜明け前”イメージ図 -
コンプレックスをバネに
2020/11/04私は今、教員として人前で話をすることが日常化していますが、かつては人前で話をすることに苦手意識がありました。社会人になってから、己の弱点克服も兼ねて精力的に学会発表を行った結果、いつしか苦手意識は克服されました。そんな経験を通して今思うことは、“ウィークポイントは自分次第でストロングポイントに変わり得る”ということです。
タイトルは、私が人生の師と仰ぐアントニオ猪木氏の言葉です。詳細は氏の自伝である『闘魂記』(集英社)を読んでいただければと思いますが、“自分の生きる道で全力で闘った者のみが、コンプレックスをバネに飛躍することができるのではないか”と述べられています。10代の頃はこの文章に対してあまりピンと来ませんでしたが、30年の月日がその意味を解き明かしてくれた気がしています。
ゆっくりでも止まらずに歩み続ければきっと想像もしなかった新しい自分に出会える日が訪れる、私はそう信じています。
写真:毎年4月に放射線医学に関連する学会が開催される会場付近(みなとみらい)の遠景 -
放射線治療を学ぶなら福島!
2020/08/05はじめまして、診療放射線科学科の加藤と申します。
出身は愛知県豊橋市です。2006年に福島に来て早14年が経過しました。専門は放射線治療です。ご存じない方もおられるかもしれませんが、“放射線の究極の平和利用”それががんの放射線治療です。“見えない光を使って患者さんに希望の光を届ける!”をモットーにいかにがん病巣に正確に放射線を照射するか、ということを追及してきました。
本学では附属病院において標準治療であるX線治療を、県内医療機関において最先端技術である陽子線治療、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)を臨床実習を通して学ぶことができます。このような恵まれた環境は、世界広しといえども本学だけでしょう。
“放射線治療を学ぶなら福島!”これで決まりです!