教員からのメッセージ
放射線科学、磁気共鳴画像、脳機能イメージング
-
自分を変えたい時にあなたは何をしますか?
2021/09/14「自分を変えたい」。誰しもそんなことを思ったことが一度はあるのではないでしょうか?皆さんはそんな時に何をしますか?
私の好きな言葉に「自分を変えたければ、時間と場所と人を変えろ」という言葉があります。
そしてこの言葉には続きがあります。
「自分を変えたければ、時間と場所と人を変えろ。もっとも意味がないのは“明日から頑張ろう”と思うことだ。」
私は20代のころ仕事や何かがうまく行かない時、“明日からもっとやろう”“もっと頑張ろう”と思って自分を奮い立たせることがありました。しかし状況は何も変わりません。
この言葉は皆さんをとても気楽にしてくれます。意気込む必要はないのです。自分を責める必要もないのです。変わりたかったら、いつもと違う時間に、いつもと違う場所で、いつもと違う人と話してみてください。きっと自分が変わるきっかけがそこにはあります。
これは自分だけでなく他人を変えたい時、世の中を変えたい時にも通用すると思います。私は総じてこれを「何かを変えたければ環境を変えろ」と意訳して座右の銘にしています。
ぜひ皆さんも自分を変えたい時、何かを変えたい時、この言葉を思い出して環境を変えてみてください。 -
病気の第一発見者
2021/05/19ーーー病院で診察を受ける時、目の前のお医者さんが全ての病気を診断し治療してくれるものだとあなたは思っていませんか? 知っていますか? 皆さんのよく知るあの診察室とは別の場所に直接見ることができない身体の中を写し、病気を見つけるスペシャリスト達がいることをーーー(漫画「ラジエーションハウス」より一部改抜粋」)
“診療放射線技師"は“診察した医師(主治医)"からの依頼に基づきレントゲン・CT・MRI・超音波などを駆使して写真を撮ります。撮られた画像は“放射線科医"に送られて読影されて主治医に伝えられます。だから診療放射線技師は放射線科医が読みやすい画像を撮らなければいけません。でもいつも病気が写るとは限りません。病気が写っていない時、本当に病気が無いのでしょうか?それとも写せてないのでしょうか? 見つけようとする姿勢こそが、診療放射線技師に一番大切な資質です。病気の第一発見者になることこそが放射線科医に最高のバトンを渡せることであり患者さんへの貢献です。でも患者さんは主治医に感謝することはあっても技師に感謝することはありません。陰ながら誰かの役に立つことに誇りを持ち、縁の下で支えることに喜びを感じる。そんなこの職業を広めたい、その想いから漫画ラジエーションハウスは始まりました(ラジエーションハウスの起源はこちら→https://www.shimadzu.co.jp/boomerang/41/02.html)
まだ見ぬ未来の患者の病気の第一発見者になるのはあなたかも知れません。放射線に深いつながりのあるこの福島の地で一緒に縁の下のスペシャリストを目指しましょう!