教員からのメッセージ
脳卒中リハビリテーション、運動機能回復、上肢機能、日常生活活動、予後予測法の開発
-
合同勉強会はじめました
2023/12/13作業療法士をはじめ医療従事者は、常に新しい知見を吸収しながら自己研鑚を重ねていくことを求められます。病院外で開催される学会やセミナーのほか、各病院・施設では施設内勉強会がさかんに行われています。近年ではコロナ禍をきっかけとしてWeb会議システムが発展し、現地に赴かなくても簡単に参加できるようになりました。
一方、横のつながりといいますか、近隣の病院や施設が合同で勉強会を行っている例は意外と少ないです(と思います)。そんななか、知人から福島市近隣の2病院が合同でWeb勉強会を始めたことを聞き、私も参加させてもらうようになりました。合同勉強会を始めてまだ1年程度ですが、自然と口コミが広がり、現在では県内7施設のリハビリスタッフが集まるようになりました。今後も少しずつ横のつながりが広がっていくことを期待しています。 -
毎年の楽しみ
2022/12/14私の祖父は80歳代後半になりますが、現役でブドウ農家を営んでいます。少し前になりますが、今年も大粒のシャインマスカットをたくさん頂いてきました。これが毎年の私の楽しみです。祖父にとってブドウ作りは仕事であり趣味であり、元気の源なのだと思います。また来年も楽しみです。
-
“ブレイクスルー”
2022/01/12“ブレイクスルー”という言葉について、最近では新型コロナウイルス感染症の“ブレイクスルー感染”という言葉を耳にすることが多く、ネガティブな印象をもつ方もいるかもしれませんが、この言葉は一般的にそれまで障壁となっていた困難や課題などを突破することを意味します。私は好きな言葉です。
私の悪い癖なのですが、臨床や研究について”これはこうなるはずなのに、なぜこうなるのか?”と自分の頭で理解できない疑問がでてくると、ずっとずーっとそのことを考えてしまいます。食事をしたりお風呂に入ったり家族と会話したりしていても、頭の片隅でずっと解決できない疑問について考えています。夢でもずっとそのことを考えていて、朝ぐったりなんてこともしょっちゅうです。この悪い癖はいつ起こるかわからず、運悪く週末にそれが起こると家族からひんしゅくを買います。最近ではお正月にそれがありました。
悶々としたとても苦しい時間を過ごすのですが、ごくごくたまに一瞬ですべてが一本の線でつながり解決する、まさにブレイクスルーが起きる瞬間があります。そしてそこから先はとんとん拍子に物事が前進していきます。何が言いたいかというと、大学の受験勉強でも大学入学後の試験勉強でも、行き詰って苦しい思いをしていても、やり続ければ一気に伸びる(ブレイクスルーする)瞬間がきっと訪れます。大切なのはまず行き詰まるまでやる、そして行き詰っても(しばらくは)やり続ける。継続は力なり。頑張りましょう。 -
がんばれ受験生
2020/12/23私が受験勉強をしていたのは約20年前になりますが、その時のことは今でもよく覚えています。不器用であった私は勉強時間を確保するためオープンキャンパスなどにも行かず、得点が伸びなくなることが怖くて、盆も正月も1日も休まずにおそらく1年以上毎日受験勉強をしていたと記憶しています(モチベーションの向上のためにオープンキャンパスに行ったり、適度に休憩を入れたほうが良いですよ)。今思えば効率的な方法ではなかったと思いますが、試験本番の手ごたえは今一つだったものの“やれることはやった”という気持ちになりましたし、“愚直でもひたすらやり続ける”という経験は今でも活きています。
受験には必ず終わりがあります。苦しさを乗り越えた経験も今後に必ず活きます。体調に気をつけて自分の目標に向かってがんばってください。がんばれ受験生。 -
日常生活を科学的に捉えるということ
2020/09/23現在の私の生活における大きな“役割”の一つが仕事です。私の場合、仕事≒生きがいなので、仕事が出来なくなると本当に困ります。これを読んでくれているあなたにも、大切な役割や生きがいがあると思います。作業療法では対象者一人ひとりの方に役割や生きがいも含めた生活全体の支援を行います。
支援を行うために作業療法士は人の生活を科学的に捉えます。その捉え方は非常に多岐に渡りますが、私は患者さんが一日も早く日常を取り戻してもらえるように、日常生活活動(例えば、着替えや歩行やトイレ)にはどの機能がどのくらい必要か、という視点や、どのような条件が重なると自立しやすいか、という側面から人の生活を研究しています。いずれは研究を拡大し、役割や生きがいを取り戻すための研究も行いたいと思っています。興味があれば一緒にやりましょう!
話は変わりますが、私は大学2年生のとき、“自分は作業療法士に向いていない”と本気で大学を辞めようと思ったことがありました。ある教員の先生にそれを伝えたところ、「別に止めないけど、いろんな患者さんがいるんだから、いろんなタイプの作業療法士がいていいんだよ。」と言って頂き、なぜだかよく分かりませんが心が軽くなり、もう少しだけ頑張ってみようと思い、その結果、今に至ります。そんなタイムリーに学生を救える教員に私もなりたいと思っています。 -
作業療法と私
2020/08/05新潟県出身です。幼い頃から小児のリハビリテーションに興味があり、当初は理学療法士志望でしたが、患者さんの生活全体を支援することのできる作業療法の存在を知り、作業療法士を志しました。私の考える仕事としての作業療法の魅力は、子供から高齢者まで一人ひとりの生活を支援することができること、そして患者さんから感謝や元気をもらえることです。現在は身体障害の作業療法が専門で、教員経験は9年、常に学生と距離の近い教員でありたいと思っています。
[趣味]フットサル、氷上ワカサギ釣り(福島県の桧原湖は最高)