教員からのメッセージ
精神障害領域、高齢期の作業療法
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作業療法に出会ったきっかけ
2021/09/07どんなきっかけで作業療法を知りましたか?いろいろなきっかけがあるだろうなと思いますが、言えることは、みなさんとてもラッキーだということです。作業療法士はとてもいい仕事です。やめたいと思ったことは一度もありません。
私はもともと心理学への興味から心理学系統の学部を志望していました。いまでいう大学入学共通テストの日、いけると思っていた科目で少々点数が乗らず…。考えた抜いた結果、志望校は変えずに学部を変更することにして、「心理学が学べる学部はないものか」と赤本をめくっていると「作業療法は精神科領域を学ぶ」という文言が!これが私の作業療法との出会いです。「精神科の学問はひとの心を学ぶのだろう」という理解で受験をし、入学しました。精神心理だけを学ぶと思っていたら、解剖学に生理学、各種疾患学、身体障害や発達障害に老年期障害。想像と全く違いましたが、人が行動できるのは体があるからだし、困るのは病気になるからよね、と素直に納得して学び、晴れて作業療法士となれました。
結局20年以上も作業療法士として過ごし、人に教えたいと思うほどのはまりようです。きっかけはどうあれ、入学したからには楽しくなるまで覚悟をして学び、作業療法士になってみてください。必ずハマりますよ。 -
“わたし”を紹介します
2021/05/19はじめましてなので自己紹介を…ということは、ステージの切り替わりには必ずといっていいほどやってくるイベントですね。みなさんはどんな自己紹介をしますか?
私はこれまで、作業療法士として高齢者や精神疾患をお持ちの方、作業療法士を目指す学生さんと関わってきました。もちろんこれで全部の説明ではありません。趣味をしている時、オフの日、緊張している時、友人といるとき、その時々でいろいろな私がいます。
作業療法士は人を多面的に捉えることをとても大切にしています。まずは色々な場面での自分を思い浮かべながら自分自身を見つめてみると、いままでは気づいていなかった自分にも出会え、いつか出会う対象者さんのことも深く広く見つめられるかもしれませんね。