教員からのメッセージ
整形外科学、リハビリテーション医学、疼痛医学、脊椎脊髄外科
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学生との研究の面白さ
2024/11/13卒業研究で学生が2名私のところに配属になりました。「矢吹ゼミ」が立ち上がったわけです。これは医学部にはなかったシステムです。初めは何をすれば良いのかわからず、他の教員に色々教えてもらいました。最終的に卒業論文を書き上げるまで担当することが役割とのことでした。勝手がわからないので、まず学生2名に部屋に来てもらっていろんな話をしました。家族構成や親の職業など結構突っ込んで聞いてしまいました。私も素直に初めてゼミを持つことを話しました。これで少し馴染んだような気がしました(その後一緒にお酒を飲んでさらに馴染みました)。
どんな研究をするか、私が指導できる内容も含めて何度も話し合って、文献も色々読んでもらってテーマを決めることができました。研究なので倫理委員会への申請書の作成もやってもらいました(最終的には私が提出するのですが)。長期の実習が終わってから実際に研究がスタートしました。試行錯誤を繰り返し、何とかデータを集積できるようになると、私が計測に付く機会はそんなになくても、すごいスピードで研究が進みました(学生はそう感じていなかったかもしれませんが)。若いってすごい、学生同士の協力体制もすごいって感じました。データが揃ってきたら論文の作成です。初めて論文を書くので、どんなのが出てくるのかな、と不安と期待で待っていると予想以上の完成度でした(もちろん真っ赤になるほど直す必要はありましたが)。私の部屋でずーっと調べ物をしたり、論文を書いたり、時々わからないことを私に質問してくる学生を見ていると自然と笑みが出てくる感覚がありました。締め切り直前には23時過ぎまで学生と一緒の部屋で過ごすこともありました。流石に私にはきつかったですが、頑張っている様子を見るのは悪くなかったです。
こうしてできた論文が以下のものです。学生と一緒に考え、研究をし、論文作成を行うという初めての経験は私にはとても面白いものでした(学生はそう思ってないかもしれませんが)。今は新たな学生が配属になりました。また一緒に苦労しながら、楽しく研究をしていきたいと思っています。 -
最高速度更新できました!
2023/08/03【メッセージ】:ロード・バイクに関してメッセージを書いてきましたが、これで一旦最後になります。
ビンディングペダルに変えていつものコースを走っています。感覚的には、踏み込み時だけでなく、足を後ろに引き上げる時にも車輪に力が加わっているような気がします。いつものコースには少し下り坂になっている箇所があり、ここで一生懸命ペダルを漕いでスピードをあげ、どのくらいスピードが出たかを確認しています。ビンディングペダルに変える前は、大体55Km/hくらいが最高でした。そのコースを初めて走った時は40Km/hくらいだったので(それでも最初はこのスピードは怖かった)、大分早く走れるようになっていました。怖さも半減していました。
その日は、天気がよく風もありませんでした。7Kmくらい走り下り坂のところにきました。よ〜し、と意気込んでペダルを思い切り踏み込むと徐々にスピードが上がってきました。あれっ、今日のスピードはちょっと怖いなと感じました。息が切れて、太ももが悲鳴をあげたので、ペダルを漕ぐのをやめ、平らなところで止まりました。ここでスマホのアプリ(スピードや距離が測れる)を確認してみました。何と! 62.7Km/h出てました(写真)。自己最速です。こりゃ怖いわけだ、と思いました。その日の夜は自分へのご褒美でプレミアムビールを2本飲んでしまいました。美味しかったな〜。
その後も、何度か最高速度を更新しようと頑張っていますが、もう出ません。向かい風が少しでも吹いていると全然ダメです。もしかするとこの62.7Km/hが一生のうちで私が自転車で出せる一番早いスピードだったのかもしれません。でも、まだ諦めてはいません。これが一旦最後の自転車に関するメッセージと書きましたが、もし最高速度を更新できたら再度書かせてもらいます。 -
ペダルと靴、変えてみました!
2022/06/01ロード・バイクを始めたことは前回のメッセージで書きましたが、3シーズン目に入るため、ペダルをビンディングペダルに変えてみました。自転車屋に行って、靴のサイズを測り、ビンディングの位置を調整してもらい、同時にペダルもビンディングペダルに取り替えてもらいました(写真)。止めたバイクにまたがり、走りながらビンディングシューズのクリートをビンディングペダルにカチッと装着したり外したりの練習を何度かやらせてもらいました。「みなさん初めはうまく外れなくて転んでしまうので、その時は手をつかないで倒れちゃってください」と店の方から言われました。これって自転車の師匠にも聞いたなと思いつつ、自転車を車に積んでいつものコースに出かけました。
さあ初乗りです。右足をビンディングペダルにカチッと装着し、駐車場内をゆっくり走りながら左足もペダルにカチッと装着。おースムース。次いで外す練習。左足の踵を外側に回してペダルから外す。おースムース。ここで右足はペダルにつけたまま左足を地面につけて止まる。はずだったのに、なぜか右側に傾いていった。えっ、右足外してないのに・・・。
そうなんです。ここで転倒してしまったんです。教えの通り手はつかなかったのですが、右膝を擦りむき、ハンドルに巻いてあるテープが一部剥がれてしまいました。あー、こういうことか、と思いつつ、右足を外し、自転車を立て直しました。転倒を経験したので、もう分かった、ということでいよいよコースに出発!
長くなってきたので、足が固定されたまま自転車を漕ぐ感覚やスピードの変化に関しては次回のメッセージで書きます。みなさん、季節も良くなってきたので、アウトドアでの運動を再開しましょう。そして気分転換しながら、勉強に仕事に精を出して行きましょう。 -
ロード・バイク始めちゃいました!
2021/06/01私は左膝の前十字靭帯断裂と半月板損傷で、今まで3回の左膝手術を受けています。そのためか、長距離を走ると膝に水が溜まってしまいます。屋内のジムで汗をかいても景色が変わらずイマイチだな〜と感じていた頃、同じ町に住む先輩(自転車競技でオリンピックに出場したことがある私たちの町の英雄)と知り合い、ロード・バイクを勧められました。英雄からの勧めなので興味を持っちゃいました。まず自転車を揃えることになり、アドバイスを受けて、初心者にしては高価なロード・バイクを買ってしまいました。クランクはShimanoのULTEGRAです(写真)。まだ500Kmくらいしか走ってませんが、ロード・バイクの楽しさ、スピード感にハマり始まっています。保健科学部の教員でチームを作るとしたら、名称はHKB67かな〜なんて勝手に妄想してます。
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東日本大震災・原子力災害伝承館に行ってきました!
2020/12/23遅い夏休みをとって10月に伝承館に行って来ました(写真)。地震・津波でどんな被害が発生したのか。そして、東京電力第一原子力発電所事故はどのようにして発生し、何が起き、実際今はどうなっているのかを資料や動画で詳しく知ることができました。しかし、最も印象に残ったのは、実は伝承館の中ではなく、伝承館に行くまでの道中です。大熊町、双葉町を通って行ったのですが、バリケードが張ってあって道路から脇道には入れず、民家は荒れ放題でした。9年以上経過したのに原発周辺はまだこうなんだと言う現実はショックでした。保健科学部の1年生は授業の一環で秋に見学に行く予定です。皆さんが何を感じてくれるか楽しみであり、不安でもあります。
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筋トレで病気を治す!
2020/09/23コロナ禍の今、あまり外出もできず、運動も控えてしまいがちだと思います。動かない生活や過度の肥満は、全身性の慢性炎症を起こし、それが様々な病気を引き起こすと考えられるようになってきました。ではどうすればいいのでしょうか? 実は筋トレなんです。筋肉を使う(筋トレする)と筋肉からPGC1αという物質が出ます。これが慢性炎症を抑えてくれるんです。猛暑の中では運動する気にもなれませんが、涼しくなったら筋トレをやってみましょう。写真は4Kgのダンベルです。ずいぶん前に2ケ買ったのですが、筋トレやろうとしたら1ケ見つからなくて、ゼビオで同じ重さのダンベルを買ってきたら古いのが出てきて、今は3ケ持ってます(全然自慢じゃないですが…)。
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運動のすゝめ
2020/08/05運動には、いろんな良いことがあります。例えば、適度な全身運動をすると免疫機能を上げますし、筋トレをやると筋肉から炎症を抑える物質が放出されます。
私はスポーツジムに行って運動をしていましたが、コロナのために行けなくなってやめてしまいました。
そこで、ジムの会費1年分をつぎ込んで“ヤブキ・ジム”を家の中にセッティングしました(写真)。ここで汗をかくと、リフレッシュすることができます。
皆さんも勉強の合間に少しでもいいので体を動かしてみてください。運動にはまだまだ明らかにされていない効果があります。それを明らかにする研究もやっていきたいと思っています。